![]() |
|
|||||||||||||||||||||||
|
表21 AZTの周産期感染予防の処方
|
||||||||
|
||||||||
|
*
|
AZTシロップと静注剤は、厚生労働省・エイズ治療薬研究班(主任研究者 東京医科大学臨床検査医学講座 福武勝幸)より入手可能。
ホームページ : http://www.iijnet.or.jp/aidsdrugmhw/ |
|||||||
|
|
|
||||||||||||||||||||
| |
| |
||
| HIV感染症治療ガイドライン(DHHS、2006年10月10日付)などによると、米国では現在、妊婦に対する抗HIV療法は、以下 のように推奨されている。ただし、データがまだ十分とは言えないので、治療を進めるに当たっては慎重を期す必要がある。 | ||
|
||
|
■
|
出産年齢の女性に対する抗HIV療法 | |
|
治療開始基準、治療目標とも、他の成人と同様に考える。
|
||
|
■
|
妊婦に対する抗HIV療法と母子感染予防
|
|
|
●
|
母体の血中ウイルス量が1,000コピー/mL以上の場合:
|
|
|
標準的な多剤併用療法が推奨される。多剤併用療法が選択された場合には、可能な限りAZTを含めた抗HIV療法を選択すべきである。この場合はAZTによる周産期予防投与(PACTG076)のプロトコールに準拠する。
|
||
|
●
|
母体の血中ウイルス量が1,000コピー/mL未満の場合:
|
|
|
抗HIV療法による予防は、周産期感染を防止するのに有効であることが示されている。また、選択的帝王切開の必要性も低くなる。これらの感染妊婦では標準的な多剤併用療法に加え、NRTI 2剤併用(3TC+AZT)、AZT単剤も選択肢となる。いずれの場合もAZTを加えた周産期予防投与(PACTG076)を行う。AZTの単剤使用による耐性ウイルスの出現が懸念されているが、血中ウイルス量の少ないHIV感染妊婦ではウイルスの増殖速度が低く、期間限定の単剤使用であるために耐性出現の危険性が低いと考えられている。
|
||
|
■
|
抗HIV療法を受けている女性が妊娠した場合
|
|
|
●
|
抗HIV療法を受けている女性が妊娠した場合には、胎児への影響を考慮して妊娠第1期の服薬中断を考慮すべきであるが、多くの専門医は治療を継続している。なお、EFVは動物実験において催奇形性が報告されているので妊娠予定の女性や妊娠可能で避妊をしていない女性への投与は治療上の有用性が胎児への危険性を上回り、他の治療選択肢がない時のみの投与とするべきで、また、妊娠第1期の使用は避けるべきである。
|
|
|
●
|
継続して抗HIV療法を受けている妊婦が出産する際には、可能な限りAZTの周産期予防投与(PACTG076)を組み込むべきである。妊婦がd4Tを含む多剤併用療法を受けている場合は他の抗HIV薬との併用禁忌や相互作用を十分に検討する。
|
|
|
■
|
妊婦における抗HIV療法の注意点
|
|
|
●
|
HIV感染妊婦に対する抗HIV療法では、妊娠による妊婦の生理学的変化や胎児への影響を考慮する必要があるが、特に核酸系逆転写酵素阻害薬によるミトコンドリア障害や乳酸アシドーシスには細心の注意が必要である。d4TとddIの併用を含む多剤併用療法を受けた妊婦で重篤な乳酸アシドーシスが報告されている。
|
|
表22 妊婦に対する抗HIV薬の推奨度 |
|||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
|
|